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2025/6/18
エンタープライズセールスにおけるBDRの役割と可能性

エンタープライズセールスにおけるBDRの役割と可能性について、ロゴトル代表・橋本周平と、向井 俊介 氏がオンライン対談。
本稿では、セッション内で語られた内容をまとめます。
1. BDRの意義と役割(橋本氏)
BDRは単なるアポ獲得部隊ではない
「仮説検証」と「接点の突破」を担うフロントランナー
決裁者との初期接点構築を通じて、長期的な関係性を創る役割
SDRとの違い
SDRはインバウンド対応・クオリフィケーションが中心
BDRは未開拓領域へのアウトバウンド、情報収集・フィードバックが主軸
成果は"商談数"ではなく"組織全体への価値創出"
決裁者の一次情報を収集し、マーケ・プロダクトに還元
2. フィールドセールスとBDRの関係性(向井氏)
「役割の明確化」より「グラデーションな連携」が重要
スタートアップは分業よりも、状況に応じた柔軟な連携が不可欠 営業プロセスを常に動的に最適化するべき で、「アポ=商談」ではない
特にエンプラ領域では、アポは関係構築の起点
売り急ぐ姿勢は逆効果、面を取り中長期的に醸成が重要
3. KPI設計と評価のあり方
「BDRは「量」×「質」のKPIバランスが鍵
アポ件数 60%、有効商談数・パイプライン金額 40%
「面談→即提案」より「育成・醸成→信頼獲得」重視へ
評価制度が短期志向だと、長期関係構築は難しい
マネジメントレイヤーの意識改革が必須
4. ABMへの向き合い方
ABMは手段ではなく「目的に応じた戦略」
ステークホルダーが複数存在し、横断的な合意が必要な商材に有効(Salesforce型、店舗チェーン向けSaaSなど)
「ABMやるぞ!」だけでは混乱する
必要性の定義、対象企業の特定、役割分担が明確でないと失敗する
まず「なぜABMが必要なのか?」を言語化せよ
5. Q&Aハイライト
FSとの商談温度感ギャップにどう対応すべきか?
→ 事前共有不足が主因。IS側は顧客の温度感・経緯・目的を丁寧に引き継ぐべき。Slackでも非同期でもOK。
BDRのKPI設定のポイントは?
→ アポ数と有効商談数のダブルスタンダードが有効。さらに、1アカウント内での接触数なども評価指標に。
バーティカルSaaSでのキーマン特定は?
→ 地道に接触し、「嫌われない関係構築」から味方を作る。現場のリアルな声からキーマンを特定。
まとめ
本ウェビナーでは、エンタープライズ領域におけるBDRの意義や評価のあり方、ABMの適用条件など、短期成果にとらわれず「信頼関係の構築を通じた商機創出」の本質に立ち返る議論が展開された。
BDRは単なるアポ屋ではない。顧客との初期接点で「未来の売上のタネを育てる存在」である。ロゴトルのミッションである「BtoB営業に、戦略と品格を。」を体現するヒントが満載の1時間となった。
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